夕暮れのシュトゥットガルトにやって来ました。ドイツの冬は日が短い。 シュトゥットガルトはドイツ南西部に位置するバーデン・ヴュルテンベルク州の州都で，この地域の経済の中心地。

町にはハンブルクサポーターの姿がちらほら。今日はDFBポカールの3回戦，シュトゥットガルト対ハンブルクの試合が，ここシュトゥットガルトホームで行われる。

通りを歩いていたら，偶然シュトゥットガルトのファンショップを発見。 入ってみたらこんなチラシがあった。シュトゥットガルトでは現在，岡崎慎司選手がプレーしている。

今日は12月21日。クリスマスはもうすぐ。

市街地を抜けて，中央駅へ戻る。 中央駅の時計塔の上には，メルセデスの星（Mercedes-Stern）と呼ばれるメルセデス・ベンツのマーク。シュトゥットガルトのシンボルになっている。

中央駅から近郊列車（S-Bahn）で2駅，ネッカーパルクに到着。ネッカー川に隣接するこの敷地内には，サッカースタジアムのほか，メルセデス・ベンツ博物館もある。

スタジアムは駅を出るとすぐそこ。町の中心からも近く，アクセスは非常に良い。

やって来ました，ひざ掛けとクッションを抱えて，メルツェーデス・ベンツ・アレーナ！ 蛇足ながら，メルツェーデス・ベンツ（メルセデス・ベンツ）は，シュトゥットガルトに本社を置くダイムラー社の自動車ブランド。ダイムラー社は，このスタジアムのネーミングライツを保有している。

2011年の夏に改修が済み，現在は6万人余りを収容するサッカー専用スタジアムとなった。

スタジアムには，ドイツ代表サミ・ケディラの姿も。シュトゥットガルトのユース出身で，レアル・マドリードに移籍するまで，ずっとシュトゥットガルトでプレーしていた。

VfBシュトゥットガルト対ハンブルガーSVの試合は，12月21日（水），20:30のキックオフ。岡崎慎司は先発。

ゴール裏のホームサポーター。とても熱い。

一方こちらはアウェーサポーター。平日夜の試合にもかかわらず，かなりの数が応援に来ている。さすがは伝統クラブ。 なお，DFBポカールのレギュレーションとして，組み合わせ抽選の際，1，2回戦ではプロとアマの対戦になるよう二つの箱が用意されるが，3回戦からはプロとアマの区別はなくなる。

写真では見づらいが，ボールを持っている選手にアプローチをかけようとしてるのが岡崎。

前半23分，カカウのゴールでシュトゥットガルトが先制。カカウ（右）に駆け寄るのは背番号7のハルニックと岡崎。

燃えています，後半開始前のゴール裏。いや，熱すぎでしょう。

さて試合の方は，後半の早い時間帯に両チームが1点ずつを加え，2対1のまま終盤に。写真は，HSVのGKドロブニーが相手ゴール前まであがって来ているシーン。 試合は結局そのまま終了。VfBが2対1で勝利し，準々決勝へ進むことに。

翌朝のシュトゥットガルト中央駅。 薄暗い写真ばかりになったので，明るい写真を持ってきたかったが，表示されている天気予報によると，ドイツはこの日もどんよりとした天候が続く。それもまたドイツの冬の一面。