ここはボーフムの駅前。ボーフムに滞在してシャルケの試合を見に行くことに。

スタジアムまでは市電（Straßenbahn）を利用。シャルケはゲルゼンキルヒェンの市区名。 ルール地方と呼ばれるこの辺りは，言わずと知れた古豪クラブ密集地域。お隣はエッセンやボーフム。そして20キロ程の距離にはドルトムントがある。この地域のダービーマッチは極めて熱い。

やって来ました，シャルケのホーム，フェルティンス・アレーナ。かつての名称はアレーナ・アウフシャルケ（Arena AufSchalke）。この辺りは鉱山地区で，「シャルケで」という場合，auf Schalkeのように前置詞はaufを使う。 ついでながら，シャルケの選手を指して用いられるクナッペン（Knappen）は「炭鉱夫たち」という意味だ。

ほかに「王者の青」（Königsblau）という言い方もよく知られているが，スタジアム周辺は見ての通り。

開閉式の屋根を備えたスタジアムは6万人余りを収容する。

ゴール裏はホームサポーターの青で染まる。

一方こちらは今日の対戦相手，ヴォルフスブルクのアウェーサポーター席。なかなか厳しい待遇。 実は今日は注目の一戦。

というのも，ヴォルフスブルクは昨シーズンのドイツチャンピオン。そのヴォルフスブルクを率いていたフェーリックス・マガトは，今季からシャルケで指揮を執る。

選手入場（注：内田篤人加入以前のシーズンです）。シャルケには，ノイアー，ヘーヴェデス，ヴェスターマン，ラフィーニャ，ファルファン，アサモアら，そうそうたるメンバーがそろう。 一方，新監督アルミン・フェーが率いるヴォルフスブルクは，昨シーズンに引き続き，ミシモヴィッチ，グラフィッチ，ジェコという強力なトリオを前線にそろえる。

2009/2010年シーズン第6節，FCシャルケ04対VfLヴォルフスブルクは，9月18日（金），20:30キックオフのナイトゲーム。 ちなみに主審はマヌエル・グレーフェ。190cmを越える長身。

ヴォルフスブルク側の右サイドを再三崩されたことを受け，早くも前半31分にフェーは長谷部誠を投入。

試合は概ねヴォルフスブルクのペース。 終盤リードを許したシャルケのGKノイアーは，だらだらと試合を進めるヴォルフスブルクの選手にいら立ちを隠せない。

気にせず，ボールをさばく長谷部くん。

1対2で試合終了。ヴォルフスブルクはマガトのシャルケを相手に敵地で勝利を収める。 ちなみにジェコの2点目をアシストしたのは長谷部くん。

ナイトゲームの終了は遅い。重い足取りで家路につくサポーター。

ゲルゼンキルヒェン中央駅で乗り換え。駅の外に出てみたけれど，町の様子は分かりませんでした。