ここはブーベンロイト（Bubenreuth）。ニュルンベルクの北の方，フランケン地方に位置する小さな町で，バイオリンなど弦楽器の制作で有名。この日の午前中は友人宅を訪問。 3月のドイツはまだまだ寒い。地面にうっすらと雪が見える。

さて，お昼頃，ブーベンロイトの駅からニュルンベルク行きの電車に乗る。駅の風景もまだ寒々しい。

ニュルンベルクにはサポーターの姿がちらほら。

カイザーブルク（Kaiserburg）の様子も寒々しい。

とは言え，翌日は実は復活祭。写真はニュルンベルクの職人広場（Handwerkerhof）。

スタジアムは町の東の方にある。複数の交通機関が使えるが，中央駅からは近郊列車（S-Bahn）が便利。 試合の前後には，フランケンシュターディオン（Frankenstadion）行きの臨時列車が頻繁に走る。

中の様子。 昨シーズン，ニュルンベルクはハンス・マイアー監督のもとDFBポカールでまさかの優勝。しかし，今シーズンはUEFAカップを平行して戦い，中小規模のクラブにありがちな低迷状態に。現在，降格争い真っ只中。今日の試合は「降格の決勝戦」とまで言われている重要な試合……。

10分程度で到着。 駅名はフランケンシュターディオンのままだが，実はネーミングライツの売却により，スタジアム名は少し前からイージークレジット・シュターディオンに。ファンは猛反対したが，結局時代の流れには逆らえず。

"Hier regiert der 1. FCN" の文字が見える。

北側のゴール裏（Nordkurve）をファンが今日もチームカラーの赤で埋め尽くす。 実はこの日，前回の試合内容に抗議し，ニュルンベルクのサポーターは試合開始後しばらく応援しないことを決定している。

一方，ボーフムのサポーター席。アウェー感がにじむ。

ブンデスリーガ2007/2008年シーズン第25節，1.FCニュルンベルク対VfLボーフムは，3月22日（土），15:30のキックオフ。

静かに試合がスタート。そんな中，開始5分でいきなり失点。スタジアムは異様な静けさに包まれる……。ああ。 しかし直後に同点に追いつくと，その後は一進一退。いつも通りのピリッとしない展開が続く。それでもスタジアムで見るサッカーはやっぱりおもしろい。

後半61分，ボーフムは小野伸二くんを投入（この日はひざの調子が悪くベンチスタート）。

小野くんのコーナーキック。

小野くんのフリーキック。

結局1対1で試合終了。Club，今日も勝てず。

ブンデスリーガ1部での勝利を生で見たいものです。

試合後は地下鉄でお隣のフュルトへ。遠くに見える灯は……Landbierparadies？  日本語にすると……地ビール天国？

天国の夜は更けてゆく。