ミュンヘン中央駅にやって来ました。ÖBB〈オーストリア連邦鉄道〉の列車も乗り入れている。

サッカーに興味がない人でも，今日のミュンヘンを歩けば何の試合が行われるかいやでも知ることになりそう。 まだ昼間なので，もっぱらアウェーサポーターばかり。

新市庁舎の前を通り過ぎ……

お約束のホーフブロイハウスへ。なかなか混んでいる。

中庭はあきらめて，室内で白ソーセージを注文。添えられているのは甘いマスタード（süßer Senf）。

地下鉄に乗ってフレットマニング（Fröttmaning）駅へ。奥の建物のさらに向こうに，うっすらとスタジアムが見えている。

そして，やって参りました，アリアンツ・アレーナ！  バイエルン・ミュンヘンそして1860ミュンヘンのホームスタジアム。

約7万5千人を収容する近代的なスタジアム。もちろんサッカー専用。ピッチとの距離はかなり近い。

おっと，本日ビールはアルコールフリーのみ。

ドイツ代表の試合を見に来ました。 スターティングメンバーに名を連ねるのは，ノイアー，ラーム，メルテスアッカー，ボアテング，シュメルツァー，ケディラ，クロース，ミュラー，エジル，ロイス，クローゼ。何という豪華なメンバー（ビールなんて飲んでいる場合ではない）。

ゲストには元ドイツ代表キャプテン，ミヒャエル・バラック。 そして今日は現ドイツ代表キャプテン，フィリップ・ラームの記念すべき代表100試合目。試合前にセレモニーが行われた。時の流れは早い。

ブラジルワールドカップ予選の第8節。グループC，ドイツ対オーストリアは2013年9月6日（金），20:45のキックオフ。 紹介が遅れたが，オーストリア代表にも，フックス，アラバ，ハルニックら，ドイツ・ブンデスリーガでお馴染みの選手がそろう。

ドイ代表監督は，長期体制になりつつあるヨアヒム・レーフ。写真では見にくいが，ドイツ国旗の横に腕組みをして立っている。（Löwの発音だが，ドイツ語では語末の子音が無声化するため，/v/ というよりは /f/ に近くなる。） 一方，オーストリアを率いるのはスイス人のマルセル・コラー監督。小野伸二選手がブンデスリーガのボーフムでプレーしていた時の監督だ。

記録と言えば，今日はもう一つ，FWミロスラフ・クローゼの代表ゴールタイ記録がかかっている。 ……いたのだが，前半33分，そのクロ―セがゴールを決め記録達成。代表68得点はゲルト・ミュラーに並ぶ偉大な記録。

試合は，前半をそのまま1対0で折り返し後半に。 途中，負傷した選手の治療に駆けつけようとしたメディカルスタッフが芝の上で転んでしまうというハプニングも。支えているのはクローゼとエジル。

前方をうかがうフィリップ・ラーム。

フリーキックを蹴るのはメスト・エジル。

ディフェンスラインの裏に抜け出すマルコ・ロイス。

ミーハーな報告になってしまったが，ドイツ代表が巧みに試合を運び，3対0で勝利を収めた。得点を決めたのは，クローゼ，クロース，ミュラー。

試合後のアリアンツ・アレーナ。代表戦では白にライトアップされる。