ドイツ留学中のみなさん（有志）と再びブンデスリーガの試合を見に行きました。 集合場所はケルン駅。駅を出ると，すぐそこにはケルン大聖堂（Kölner Dom）。

集合したばかりだけど，とりあえず登ることに。ガイドブックによると塔の高さは157メートル。 近くを流れるのはライン川。

続いて老舗のレストランでドイツ料理とケルンのビールケルシュ（Kölsch）を楽しむ御一行。サッカーは？！

さて，ようやく町中から市電（Straßenbahn）でスタジアムへ。

やって参りました，1.FCケルンのホームスタジアムはラインエネルギーシュターディオン。 周囲に芝地が広がる気持ちのいいスタジアム。

1.FCケルンと言えば，かつて奥寺康彦選手もプレーした名門クラブ。ドイツではFCというだけでケルンを指す。 ちなみに奥寺選手が加入した1977/78年シーズン，ケルンはリーグとポカールの2冠を達成している。

数々のレジェンドを生んだかつてのミュンガースドルファー・シュターディオン。現在は約5万人を収容する。

全席禁煙！ ドイツでは初めての体験。ちょっと驚いて隣のおじさんに確認してしまった。 見ていると時々タバコに火をつける人もいたけれど，係員のおじさんに注意されていた。

ケルンのマスコットは本物の雄ヤギ（Geißbock）。写真に写るのは8代目のヘネス8世くん。 ヘネスという名は，かつてのケルンの選手で，その後監督としてヨーロッパ中に名を馳せた名将ヘネス・ヴァイスヴァイラーにちなむ。1977年夏，ドイツ国内で合宿中だった日本代表奥寺選手の才能を見出し，ケルンへ呼んだのもこのヴァイスヴァイラー監督だ。

そのヘネスくん，見事な演出の中，颯爽とスタジアムに到着。これがカッコいい。テレビで試合を見ているだけでは知り得ない発見。 FCチアリーダーも試合前の会場を盛り上げる。

さて，大迫勇也選手，先発。 ケルンは開幕から4試合負けなしと好調を維持。そして今日の相手は今シーズンの注目クラブRBライプツィヒ。昇格クラブでありながら，こちらも開幕から負けなし。図らずも上位チーム同士の対決に。個人的にどうしても見たかった試合。

Maximal G vs. Red Bull?!  ケルンのスポンサーであるレーヴェは，ライプツィヒのスポンサーに対抗し，自ら販売するエナジードリンク名を今日のユニフォームに配することに。 おお，これがそのドリンク！  再び隣のおじさんに話しかけたところ，「正しい方ね」（ja, der richtige）という答え。

ケルンのサポーターで埋まるゴール裏。このスタジアム，音響効果がすごい。

一方ライプツィヒのアウェーサポーター席。 スポンサーの強力なバックアップで急成長した歴史の浅いクラブに対し，ドイツでは反感を持つサッカーファンも多い。でも僕はライプツィヒのサッカーにとても好感を持っている。

ブンデスリーガ2016/2017年シーズン第5節，1.FCケルン対RBライプツィヒ。9月25日（日），17:30（が遅れて17:45）キックオフの夕方のゲーム。 （後から知ったことだが，この日，ケルンサポーターがライプツィヒのバスの到着を妨害したらしい……。）

試合の方は，開始5分にライプツィヒが先制するも，その後25分に大迫勇也選手が見事な左足のゴールを決めて同点に。 ドイツでは，ゴールを決めた選手の名前をスタジアムDJとサポーターがコールし合うが，この日のコールは，「ハレルーヤ」－「オーサコ！」だった。

試合は結局そのまま1対1の引き分けに。 ケルンのスタジアムは，演出の工夫も含め，興味深い点がたくさんあった。それに何よりサポーターの熱い応援が印象的だった。ケルン，おもしろいぞ。