ハノーファーからブレーメンにやって来ました。電車で約1時間ほどの距離。駅舎もなんだかお洒落。 （この時点で）ブレーメンはオンラインでチケット購入ができないため，当日券の入手を目指す。

スタジアムへは路面電車を利用できるが，せっかくなので徒歩で。 ブレーメンの市庁舎は世界遺産。

ちなみにブレーメンの音楽隊の像は市庁舎のすぐ横にある。

ブレーメンのマフラー（Schale）を巻いたお姉さんを発見。

ブレーメンと言えば，思い出すことがある。2003/2004年シーズンのDFBポカール準々決勝，フュルト対ブレーメンの試合を見に行ったときのこと。 フュルトのホーム，プレイモービル・シュターディオン（当時）で行なわれた冬の試合は，2部のフュルトが，1部首位のブレーメンを相手に健闘し，2対1でリードしたまま終盤を迎えるという流れに。ゴール裏で観戦していたが，90分まで10秒を切ったところでサポーターのカウントダウンも始まった。 悲劇（あるいはドラマ）はそこから始まった。

後半アディショナルタイムにミクーのゴールでブレーメンが同点に。……延長戦か，と誰もが思った次の瞬間，今度はクラスニッチのゴールでブレーメンが逆転。そのまま試合終了となった。公式記録を見直してみると，ブレーメンの得点の時間は「90. + 1」と「90. + 2」とある。「ドーハの悲劇」どころではないフュルトサポーターの衝撃は想像に難くない。帰り道の様子が今も記憶に残る。ちなみにブレーメンはその年，トーマス・シャーフ監督のもとリーグとカップの2冠を達成した。

到着。ヴェーザー川のほとりに位置するヴェーザー・シュタ－ディオン。かつて奥寺康彦選手もここでプレーした（場所が変わっていなければ）。 外観はこんな感じ。

おお，あれがチケット売り場。 そして……当日券をゲット！  チケットはこのあと完売。

少しずつスタジアムに集まるサポーター。なおスタジアムは一部改修工事中。 Thomas Schaafの名前の入ったパーカーを来たファンが結構いる。昨今では珍しい長期の指揮官。

こちらがスタジアムのすぐ横を流れるヴェーザー川。のどかな日曜の午後。

さてスタジアムの中へ。 ブンデスリーガ2009/2010年シーズン，第5節，SVヴェルダー・ブレーメン対ハノーファー96。日曜午後のデーゲーム。

後方にはメルテスアッカー，ナウド，中盤にはフリングス，ボロウスキ，前線にはエジル，マリン，ピサーロなど，そうそうたる顔ぶれがそろう。 （Mertesackerの発音だが，日本では「メルテザッカー」と表記されることが多いが，Mertes-ackerで切れるので「メルテスアッカー」の方が近いと思うのだが。）

ゴール裏のブレーメンサポーター。緑のチームはファンも穏やかな感じがするのは気のせいだろうか。

対するハノーファーサポーター。スタンドは工事中。

こんなところから選手入場（当時）。

9月13日（日），15:30キックオフ。

パンチングしているのはブレーメンのGKティム・ヴィーゼ。

試合の方はと言うと，お互い決定機を見出せず結局0対0のスコアレスドローに。 でも一度来ることができてよかった，ヴェーザー・シュターディオン。

町中へはヴェーザー川沿いに歩いて帰ることができる。こういうのも，その町のサッカー文化の一部なのだろう。

お洒落な町ブレーメン。