ここはベルリン中央駅。昔々，初めてベルリンに来たときはまだ存在していなかった。

ブランデンブルク門（Brandenburger Tor）。Willkommen in Berlin!

すぐ横にはドイツ連邦議会（Bundestag）。

ブランデンブルク門から延びる通りは，『舞姫』の舞台ともなったウンター・デン・リンデン（Unter den Linden）。森鴎外の小説では「ウンテル，デン，リンデン」と表記されている。

イーストサイドギャラリー。旧東ベルリンの主要駅であるオスト駅近くに位置する。ベルリンの壁（Berliner Mauer）の一部が保存されている。

一方，旧西ベルリンの主要駅だったツォー駅を出ると，カイザー・ヴィルヘルム教会が目に飛び込む。こちらは第2次大戦で破壊された教会の塔が保存されている。

すぐ横にはヘルタのファンショップ。

駅前のベルリン動物園，それに続くティーアガルテンの一帯は，首都とは思えないくらい緑が続く。

広大な緑地の中に立つ戦勝記念塔。ヴィム・ヴェンダース監督の映画『ベルリン・天使の詩』でも登場した。 この塔，実は歩いて登ることができる。

登ってしまいました。 正面中央に見えるのはブランデンブルク門。その左には連邦議会。両者の間にはテレビ塔が見える。

さて，観光はこれくらいにして，地下鉄でやって来たのはオリンピア・シュターディオン駅。

そしてこれがオリンピアシュターディオン，ヘルタBSCのホームスタジアム！ 1936年のベルリンオリンピックのメイン会場として用いられた。歴史を感じさせる荘厳な外観。

それはさておき，まずは腹ごしらえ。ここはやっぱカリーヴルスト（Currywurst）で。

ではスタジアムの中へ。トラックはヘルタの青。 最近のブンデスリーガのスタジアムはほとんどがサッカー専用で，陸上トラックのあるスタジアムはもはや少数派。ここはスタンドの傾斜も緩やかで，サッカー観戦にやや不向きな印象は否めない。とは言え，本当に美しいスタジアム。

さて，今日の試合はUEFAヨーロッパリーグのグループリーグ初戦。ヘルタはホームにラトビアの強豪，FKヴェンツピルスを迎える。 9月17日（木），19:00キックオフのナイトゲーム。

ヘルタはリュシアン・ファーブル監督のもと，前シーズンを4位で終え今季のヨーロッパリーグ出場権を獲得。しかし，今シーズンはクラブの経営難から選手の離脱が続き，ブンデスリーガでは開幕から連敗が続く苦しいスタート。 それでもゴール裏はサポーターの青で染まる。

一方，ラトビアからやってきたヴェンツピルスのサポーター。さすがに数では劣る。

でも気合いは十分。 （後日談：詳細のよく分からないチームだったけれど，ヴェンツピルスではその後複数の日本人選手がプレーしている。）

試合の方は，先制したヘルタが追い付かれるという展開で，1対1の引き分けに終わった。 （後日談：結局ヘルタはブンデスリーガ最下位でこのシーズンを終え，2部に降格。しかし，その後クラブは徐々に体制を立て直し，細貝萌，原口元気ら日本人選手が活躍するに至る。）